よ~い シュート!!

リアルな感情を添削なしでつづります。 ときどき雑学を調べてまとめます

「夜は短し歩けよ乙女」読んだので少し話す

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

*このページは大したこと書いてませんので、忙しい人は読まないでください

 

この本は友だちに紹介されて読んでみました。

その友だちは工学部にもかかわらず、夏目漱石とか太宰治とかの明治時代の純文学を読みまくってるようなやつです。

大学入って、文学を語り合えるよういいなぁと思ってたけど、「理系だし、まぁ”本好き”なんてあんまりいないか」と半ばあきらめてた自分には、そんながっつりの文学好きと出会えたのは衝撃的でした。

まあかといって、本を語り合ったかというと、根本的にぼくが本を読んでなさ過ぎたのと本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまうので、話すことがねぇなと思い、結局語り合ったことはありません。

てか本を語り合う人って何の話してんだろう。

教えてください。

 

まあ、いいや。本題はいります。

夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦

感想を一言でいうと、”interesting"

ですね。

単なる面白いじゃなくて文学的に面白いって感じです。

この感覚は、村上春樹の「ノルウェーの森」を読んだときに近いですね。

ノルウェーの森」は性にまつわる話がちょいちょいあって、そこが嫌だった分、今回の「夜は短し歩けよ乙女」は無性によかったです。

ちなみに、「ノルウェーの森」も大好きです。

この本は4章立てなんですけど、1~3章まではそれぞれ1日のことを書いてあるんですね。

結構独特の世界観で、話の展開も遅い。

1章を読み終えたときは、なんじゃこりゃと思いました。

え?これストーリー進む?しかも何がいいたいん?つまんなー

的な感じで。

でも、読み進めるうちに、だんだん世界観が分かってきて森見ワールドに引き込まれました。

めちゃ、面白いです。

それだけ。

話としては、展開は特別なことはないけど、世界観は今までに読んだことがないタイプです。

詳しいことはぜひ読んでみてください。

一つだけ言うとしたら、最後の喫茶「進進堂」からの物語のつづきがどうなっていくのか気になりましたね笑笑

 

最後に

この本の中で、僕が1番好きな言葉は東堂さん(読んだけど忘れた人のために、錦鯉を育ててたけど全部飛んでった人ですww)の言葉です。引用させていただきます。

「若人よ、自分にとっての幸せとは何か、それを問うことこそが前向きな悩み方だ。そしてそれをつねに問い続けるのさえ忘れなければ、人生は有意義なものになる」

めっちゃ感銘しました。

ちょうど「自分にとって、幸せとは」と悩んでた時期だったので。

けど、東堂さん。あんたがいうか?セクハラ親父のあんたがw

気になった人はぜひ読んでみてください。